2012年1月31日火曜日



ひときわ高くそびえ立つ教会が見えてくる。
「マーチャーシュ教会」というネオゴシック建築の教会。
13世紀半ばに建てられ、14世紀にゴシック建築に改築され、15世紀に塔を増築したそうだ。



ブダペストは何故かゴシック建築が多い気がする。
青空に真っ白な壁が映えてとても美しい。
屋根はオレンジ、緑、黄色を基調としてカラフル。



中に入ってみたかったが、時間がなかったので断念。
次来た時は中を見てみたい。
ブダペストは看板コレクション。
スウェーデンのガムラスタンの街にもこういった看板があった。
これすごく好き。







王宮礼拝堂の下に位置する「王宮宝物館」が素晴らしい。
王冠好きにはたまらない!その他勲章や装飾品、皇帝のマントなど宝がいっぱい。









王宮の門の中へ入る。
素敵なファサード。



シシイ(エリザベート)のシルエットが出迎えてくれる。



今日王宮へ来たのは、ウィーン少年合唱団が歌うから。
コンサートというわけではなく、ミサの賛美歌を合唱団が歌うという型式。
なので、ガチで本物のミサ。ラテン語ドイツ語、一部英語で訳してくれる。
作法がわからず、ドギマギ。



ミサの間は少年たちは後ろの方で歌うので姿は見えない。
ただ、教会の縦長い建物に反響して、また成人のバスと相まって素晴らしい歌声だった。
久しぶりに音楽を聴いて感動した。
最後には合唱団が降りて来て、一曲みんなの前で歌ってくれる。
日曜日の王宮礼拝堂で、この少年合唱団のミサは行われる。

2012年1月30日月曜日



「くさり橋」を渡り、ケーブルカーで「王宮の丘」に登る。
これは何と書いてあるのだか、夫は読めたようだが。



辺りは中世の街並が続く。
カラフルでとてもかわいい。



旅行の楽しみと言えば、ホテルの朝食。
私達が泊まった「HOTEL AMADEUS」は朝食のダイニングもかわいかった。
一人笑顔のかわいらしいおばさんがいて、コーヒーか紅茶かショコラか聞いてくれる。



ジャムが何種類も置いてあると、それだけで幸せな気分に。
チーズもブルーチーズとかあって、かなり充実してた。朝から食べられないけど。



パンはとっても美味しくて、穀物!っていう味がした。
やわらかいだけが美味しいパンってわけじゃないんだね。
このパンを取る籠がかわいくてほしくなった。



チーズ、ハム、パンはとっても充実してるが、ビタミン摂取ものがジュースか果物丸ごとしかない。
でも「グーテンモルゲン!」というおばさんの笑顔と大満足な朝食だった。


王宮前の広場へ出ると、装飾のある建物よりひときわスッキリデザインされた建物がある。



アドルフ・ロースという建築家の「ロースハウス」。
とにかく無駄な装飾を排除して建築された、当時としては異色の建物だったらしい。
現在は銀行のようだ。



ウィーンは朝と夜の散歩が良い。
人の少ない静けさと時々やってくる馬車の音と教会の鐘の音がいいのだ。
そして雑巾犬が多い。みんなモシャモシャ。



いろんな建物のドアの装飾も見物だ。

2012年1月29日日曜日



「くさり橋」を渡ってペスト側へ。
全長380メートルの橋の両側には歩道があり、渡ることができる。
橋の両角には、4頭のライオンがどっしり構えている。かっこいい!


伝統料理を食べる!ということで、「フラウエンフーバー」という食堂にやってきた。
モーツァルト、ベートヴェンが演奏したことのあるレストランだそうだ。
少し遅い時間ということでお客さんもまばら。
ここもウィーンらしい装飾だ。



これは「フリタッテンズッペ」という細切りパンケーキ入りのコンソメスープ。
パンケーキが麺のようになり、ヌードルスープのよう。



これは「ゲバッケネ・シャンピニオン」というマッシュルームフライのタルタルソース添え。
これはウィーンで食べた中で一番美味しかったなあ。
ここのお店の「ウィンナーシュニッツェル」(薄いヒレカツ)も美味しかったです。(揚げ物だらけ!)



しかし、ここは少し奥まった場所にあるし、お客さんも何だかワケありっぽい?!
秘密の話をするにはぴったりの場所でしょう。



Cafe Frauenhuber
Himmelpfortgasse 6
1010 Wien


ウィーンといえば、オペラ。
オペラ座でオペラ鑑賞をした。
演目は「IL BARBIERE DI SIVICLIA(セビリアの理髪師)」。ロッシーニの喜劇だそうだ。



オペラそのものは何だかわからなかったが、この深紅の空間、装飾は圧巻だった!
私達の席はBALKON HALBMITTE LINKSという、4段目あたりの舞台全体が見渡せる席。
和装のご夫人までいらして、そこまでしなくてもいいけどやはり少しオシャレした方がいい。



大人な世界だったな。

2012年1月28日土曜日




地下鉄を降りて、ブダ側の街中央、デアーク広場からドナウ川へやってくると、一気にひらける。
何度もガイドブックで見た風景が目の前にある!
王宮と橋と教会のバランスが絶妙だと思う。
早く橋を渡りたくて仕方なくなった。


市場「ナッシュマルクト」の隣にかわいい装飾のマンションがある。
花柄の方が「マジョリカ・ハウス」、金色のメダルの飾りの方が「メダイヨン・マンション」。
オットー・ワーグナーというウィーンの建築家のデザインで普通に今でも人が住んでいるらしい。


ウィーンといえばカフェ。
市庁舎近くにある「カフェスルッカ」は、ウィーンのカフェの中では甘さ控えめ。
正面のライトと看板が素敵。



ショーケースには色とりどりのケーキが並んでいて、おばさんに笑われながら相当迷った。
店内は家族連れや一人で新聞を読む女性、マダムたちなど、地元の人のカフェという感じがした。
女性3人がキビキビとサーブする、かわいらしいカフェだった。



Cafe SLUKA
Rathausplatz 8
A-1010 Wien

2012年1月27日金曜日



欧米のマーケットってどうしてこんなに色鮮やかでガーリー感が漂うんだろう。
ウィーンの「ナッシュマルクト」という市場。
野菜、肉、魚の他に、チーズ、パンが充実。
売っているものはだいたい同じなのに、アジアの市場の生々しい感じが全くない。
整然と並んでいるからなのか、値札がアルファベットだからなのか、周囲の色彩によるのか...



魚屋さんも生臭い感じがしないのは何故?!気のせい?
「魚を食べてる看板」なのに、何だろうこのガーリー感。


ブダペスト東駅にて街中に出るために、地下鉄を探すが...何と手書き。
半信半疑で行ってみるとたしかに地下鉄が。
このおおざっぱ加減。すごい。



ブダペストの地下鉄の切符と24時間パス。
24時間パスも買うと、手書きで日時を書いてくれる。
このペラペラの切符、何だかとても好きだ。


ウィーン行きの飛行機が離陸して間もなく夜が明けた。
こんなきれいな透きとおった空、いつぶりだろう。
ヘルシンキ空港は床が木目調であたたかみがあるのに、無駄のないすっきりした空港だった。
キオスキのお姉さんの「キートス(ありがとう)」がいい。

2012年1月26日木曜日



トランジットのヘルシンキで「サルミアッキ」のことを唐突に思い出した。
片桐はいりのエッセイ「わたしのマトカ」にもあった、あの激マズらしい?飴。
これは買わねばと、キオスクで買ってみた。さすが国柄オシャレな外箱。
で、味は不味いと言うより、自分の頭の中にこの味覚はインプットされていない。
不気味に黒い上、しょっぱ苦い。
塩化アンモニウムと甘草でできているそう(ウィキ)。
またこわいものみたさで、半年後くらいに食べてみたい。